

日本で戦前ごろまでおこなわれた霊符(貼り護符)の類は・・・
・図像型のもの
・和歌型のもの
・中国符呪またはそれに類似のもの
・・・という3種類があります。
図像型の護符は上野両大師の御符がその例ですが・・・
武州御嶽の狼の画像の貼り護符、摂州西宮蛭子神社の庖瘡除けの神像その他、各地の寺社で出す神仏画像・福神像・天狗像など、おびただしいものがあります。
そして、和歌は呪文だけのばあい、貼り護符のばあい、その他あります。
実例を少しだけ引用しましょう。
・ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れゆく船をしそ思う(朝起きの呪文三べん)
・焼亡は柿の本まで来たれども、赤人なればそこで人丸(火除けの貼り護符)
・ゆるくともよもや抜けじの要石、鹿島の神のあらん限りは(地震のゆるとき呪文)
・長き夜のとおのねふりのみな目ざめ、浪のり舟の音のよき哉(元旦の夜売りにくる宝船の歌。枕の下に入れて眠ると初夢を見るまじない)
・・・などです。
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